« 「その時歴史が動いた」 | トップページ | 南座顔見世の感想を書きました »

2006年1月13日 (金)

中国京劇院来日公演 演目発表

今日、1月13日付の聖教新聞一面に民音主催の中国京劇院来日公演の演目が発表されました。

発表された演目そのままに「三顧の礼」「赤壁の戦い」「胭粉記」「長坂坡」「空城計」「五丈原」です

そのうち「五丈原」は書き下ろしだということですが、これもおそらく伝統的演目を来日公演用に短く整理するのだと思います。

「長坂坡」趙雲が阿斗を救う話で、最近三団で活躍している若手武生高琛が趙雲、杜近芳の弟子陳淑芳が糜夫人を演じる公演が実験劇場で行われているので、来日公演に向けた組み合わせだと思います。高琛はお父さんも武生で、かっこいいです。

これ以外は諸葛亮のお芝居でしょう。「三顧の礼」は最近の京劇ではめったに上演されない「三顧草廬」だと思います。「赤壁の戦い」は「群英会」「借東風」「華容道」を合わせたものではないかと推測します。いずれも建国さんは馬連良のお芝居を勉強することになるのではないでしょうか。三団では建国さんの次の老生は李文林だと思いますが、彼も高派らしいし、彼の代表作は現代劇「紅灯記」なので… だいたい馬派の老生は少なくとも今は北京京劇院に固まっているようなので中国京劇院の人はあんまりやらないんだけど…

その他日本公演でもよく上演され、建国さんもよく唱う「空城計」はともかくとして、「胭粉記」はたぶん「胭粉計」のことで、孔明が五丈原で司馬懿と向かい合っていて、司馬懿がなかなか出てこないから、婦人の服を送って挑発するという計略だと思います。「五丈原」は「七星灯」という話の別名であるようですが、書き下ろしの「五丈原」では「胭粉計」とセットにするのでしょう。

いずれにせよ、一回の公演ではこれだけ全部はできないので、AプロBプロに分けて行われるのだと思います。建国さん一人で2ヶ月唱いきるとも思えませんし、建国さんの喉を守り、各俳優さんに活躍の場を与えるためにも、それぞれ配役が何パターンがあることを願っています。耿其昌とか李岩とか来ないかなぁ…(無理だと思うけど)

以前三団にいた黄炳強は今は二団に行ってしまい、そのあと若手の老生でめぼしい人がいないのが中国京劇院の現状の気がしますが、若い人をヘッドハンティングしてくるのかなぁ…

|
|

« 「その時歴史が動いた」 | トップページ | 南座顔見世の感想を書きました »

演劇ニュース」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1473246/38927370

この記事へのトラックバック一覧です: 中国京劇院来日公演 演目発表:

« 「その時歴史が動いた」 | トップページ | 南座顔見世の感想を書きました »