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2007年7月 1日 (日)

玉三郎さんのコメント

玉三郎さんの公式HPの「毎月のコメント」に『牡丹亭』のことが書かれてあります。

http://www.tamasaburo.co.jp/

ここに、玉三郎さんが御覧になった映像はやはり白先勇演出の『牡丹亭』だということが書かれてあります。私は見たことありませんが、中国でかなり話題になった作品です。

ついでに「昆曲」と「崑劇」について説明します。昆曲の昆とは昆曲が元末に発祥した地名崑山にちなみ、明代に崑山腔と呼ばれていたことからつけられた名前で、崑の簡体字が昆です。

「曲」と「劇」とは意味が違います。「曲」というのは「詩」「詞」と同じ文体を表す言葉です。文学史的には元の時代の「元曲」が一番有名です。

「劇」というのは、かなり最近の言い方で、特に20世紀になってから、いわゆるお芝居、演劇のことを「劇」と指すようになりました。日本の新劇の影響を受けてできたセリフ劇を「話劇」と言います。それまでは「戯」がお芝居の意味を表していました。「京劇」も「京戯」という別名があります。

そしておそらく人民中国になってから「京劇」などと同じように昆曲も演劇なので、「劇」をつけ、このときはなぜか昆の字を繁体字で書いて「崑劇」という名前ができたのだと思います。ちなみに「昆曲」も「崑劇」も中国語ではほとんど発音は変わりません。

昆曲には大きく北京の「北昆」と江蘇や上海の「南昆」と南北の流派があり、江蘇や上海の昆曲の学校は確か、「崑劇院」と言ったはずです。北京のは北方昆曲学院というはずです。この呼び名の違いにこうした流派が関係しているのかどうか、私は知りません。

中国演劇史で一般的な呼び名は「昆曲」です。簡体字を使わない台湾では「崑曲」と表記されます。日本語でも本当は「崑曲」とするべきでしょうが、ワープロで字体を出すのが面倒な上にこの漢字になじみがないので、「昆曲」でいいと思います。また私は昆曲を「劇」とは呼びたくありません。伝統的な「曲」を守り続けていることに敬意を表して「曲」と言いたいのです。あくまで個人的な考えですが…

ちゃんと調べていないので、間違っていたらすみませんm(_ _)m

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