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2008年7月23日 (水)

文楽夏休み公演「西遊記」

こないだ「西遊記」を見てきました。
祝日だったこともあって、会場は親子連れでほぼ満席でした。静かに熱心に見てましたね。私の前に座った親子連れは、小学生の腕白兄弟が身を乗り出して舞台を見、その横に小さい子どもを抱いた私と同世代のお母さんとお父さんで、開場後、その小さい子がぐずると、お父さんはその子を連れて会場の外のロビーに、お母さんは小学生の子達と舞台を見ていました。
たまに託児所のある劇場がありますが、子育て世代が気兼ねなく観劇に来られる劇場というのは今の劇場にとって、課題の一つだと聞いたことがありますが、文楽劇場の夏休み公演の第一部は、子育て世代が子どもを連れて気兼ねなく劇場に足を運べる、大変貴重な「親子劇場」ではないかと思いました。

肝心の「西遊記」の舞台は、私が想像していたよりは斬新ではなく、おとなしい演出だったように思います。私が新編京劇を見慣れているからかもしれませんが、最近の歌舞伎もけっこうはじけているものもあります。文楽の悟空は立ち回りと言っても限界がありますし、舞台背景など、もっと見た目で引きつけられるような工夫が欲しいと思います。子どもは聞くのではなく見にくるのですから、ビジュアルで子どもの心をつかむことが大切だと思います。舞台転換をするときにミラーボールを回して時間稼ぎをしていたのは、うまい使い方だと思いました。

全体的に前半はちょっとつまらなかったですね。後半はそれなりに楽しめましたが、最後の数分は睡魔が…
今回の公演の形式がダイジェスト版だからかもしれませんが、太宗の地獄譚と、火焔山での羅刹女や牛魔王との戦いなど前半と後半がつながってないのです。西遊記の物語の中で、太宗の地獄譚は本来は三蔵法師にまつわる物語で、孫悟空の物語とは別系統に発展した物語なのですが、それはともかく、その別の物語をむりやりくっつけているので、子どもでなくとも、前後の関わりがわかりにくかったですね。

勘十郎さんの宙乗りは二種類あり、特に客席を横切る方は、孫悟空と一体化していてきれいでした。でもあんな足の動きするかなぁ? 

最後はお人形達がロビーでお見送り、自然発生的な記念撮影会があります。カメラを持って行けばよかった…



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