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2009年6月 2日 (火)

今秋東京での京劇フェスティバルのチラシが届きました

今日、楽戯舎から今秋の東京での京劇フェスティバルのチラシが届きました。
楽戯舎からチケットを買ったことのある方はみな届いていると思いますが、届いていない方のために、一応詳細をアップしておきます。

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【会場】東京芸術劇場中ホール

【日時】
9月26日(土)から29(火)まで 湖北省京劇院と国家京劇院の公演が一日一回ずつ計2ステージ、交互に行われます。
10月2日(金)から5日(月)まで 上海京劇院と北京京劇院の公演が一日一回ずつ計2ステージ、交互に行われます。

【演目と出演俳優】
湖北省京劇院:朱世慧主演『徐九経昇官記』。張慧芳、王小蝉など

国家京劇院:趙永偉主演『三打祝家荘』。徐孟珂、魏積軍、、趙永墩、石山雄太など

上海京劇院:范永亮、熊明霞主演『烏龍院』、厳慶谷演出主演

北京京劇院:李宏図主演『呂布と貂蝉』郭偉、陳俊傑など

中国での京劇フェスティバル(京劇節)というのは、審査があって金賞などの表彰があるのですが、東京での京劇フェスティバルは審査はないようですねぇ。観客や演劇評論家を交えたファン投票というのがあっても一興かとは思うのですが…

【紅娘的見方】 すでに公開されていた『三打祝家荘』と『烏龍院』については、以前少し書きましたので、他の二演目から。

*湖北省京劇院がどの演目を持ってくるのか興味があったのですが、朱世慧自ら主演で『徐九経昇官記』とは…。今回の東京京劇フェスティバルに対するただならぬ意気込みを感じます。個人的にはこの作品は見たことがないので、一番見たいです。

*北京京劇院は誰が来て何をやるのか、全く予想がつきませんでした。4月に北京京劇院がまるまる一ヶ月日替わりで公演をやったという話は書いたと思いますが、その中に李宏図と郭偉の『呂布と貂蝉』もありました。
李宏図はたしか梅蘭芳劇団(北京京劇院の中にある幾つかの団の一つ)の団長です。今の京劇界を代表する小生役者なのですが、小生という地味な役柄が災いして、老生を引き立てるような役ばかり回ってきて、かなり損をしています。海外公演なんて彼のもとに回ってくるのかと思っていましたが、今回は満を持しての登場でしょう。
郭偉は京劇俳優にしておくのがもったいないほど(という言い方は変ですが)の今風の美人で、将来を嘱望されていましたが数年前に大病を患い療養していました。病気が治ったのか昨年あたりから少しずつ舞台に復帰しています。私は今の京劇界で貂蝉をやらせるなら彼女が一番だと思っているので、李宏図と郭偉の組み合わせでの『呂布と貂蝉』も、見てみたいと思います。

*4つの演目を並べてみて感じたことは、歌を聴かせるのではなく、演技を見せることに重点のある演目が多いのではないかと思います 朱世慧は文丑なので、演技やセリフに魅力のある俳優さんのはずです。『烏龍院』も老生が主役ですが、演技に重点があります。 個人的には『法門寺』のようなシュールな演目が一つぐらいくればいいのに、と少し期待していたのですが、少し当てがはずれました。
あと、すべて伝統的な演目を解放後にかなり大幅に改編した、または解放後に作られた作品というのが共通しています。中国の京劇フェスティバルはすべて新作か、改編もので参加することになっていますので、たとえ東京であっても京劇フェスティバルに参加するということで、やはり伝統的な演目をそのまま上演することは避けられたのではないかという気もします。

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