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2009年6月 3日 (水)

東京京劇フェスティバルの演目 勝手な解説その1

勝手に解説してみます~coldsweats01

【オススメのポイント】

*北京や上海でも滅多に見れない演目という点で、湖北省京劇院『徐九経昇官記』はイチオシです。 『徐九経昇官記』は朱世慧か彼のお弟子さんしかやらないと思いますので…

*国家京劇院の『三打祝家荘』も、趙永偉しかやらない(できない)という点ではオススメです。いつものアクロバテックな動きというよりも舞踊のような美しい動きのある立ち回りが見れるのではないかと思います。趙永偉の身のこなし方に注目して下さい。しかもその主役の趙永偉が日本に「婿入り」してから初めての大々的な日本での公演ということもあり、中国国内での注目度や本人の気合いの入れようが半端ではないような気もします。

ただ今後北京でも公演の可能性がないわけではありませんし、この後すぐに民音の全国巡演が控えているということもあり、東京から遠い方はわざわざ東京まで見に行かなくても、少し違う演目で良ければ民音の全国巡演が来るのを待つという手もあります。

*『烏龍院』は俳優さんの演技で見せるお芝居がお好きな方には一番のオススメです。歌唱力重視の今の京劇界にあってこの演目が演じきれる俳優さんは非常に限られています。范永亮という俳優さんは私は全然知りません。中堅の俳優さんらしいのですが…。あとは若手の熊明霞がどこまで頑張れるか、厳慶谷の新演出が原作の『烏龍院』の凄味を越えられるのか、興味があります。

 

*北京京劇院が海外公演には一番不向きと思われる、男性が裏声を張り上げる小生の演目を持ってきたというのも、かなりな冒険だと思います。私が昔見た『呂布と貂蝉』は呂布が白門楼で死ぬところまでをやりましたが、今回は時間の関係で董卓を殺すところまでで終わるようですね。通しの公演では最後に明かされる、貂蝉の呂布への感情を途中までで終わるこの公演でどう描くか、興味があります。

なんのかんの言って、週末は東京日帰りを2回やっているかもしれませんね…

東京に一泊すれば2日で4演目見れるというようにはできませんよねぇ…


*チケットの売れ行き予想

・なんと言っても三国志の舞台『呂布と貂蝉』が一番売れる気がします。これが見たい人は早めにチケットを購入されることをオススメします。他の3つが馴染みがない演目だけに、ヘタをすれば『呂布と貂蝉』の一人勝ちの予想。

・次は石山雄太さんが出演される『三打祝家荘』。ただし石山さんはちょい役だと思いますが…… この演目はいろんな人が少しずつ出てくるような感じだったと思います…

・次は上海京劇院の『烏龍院』。個人的には陳少雲が主演なら私は絶対行きますが、そうではないし、新演出というのも少し気になります。

この四つの演目の中で、一番大物が名作をひっさげて日本にやって来るのが湖北省京劇院『徐九経昇官記』なのですが、馴染みがないのに加えて、華やかな張慧芳が主役ではないという点で、チケットの売り上げ的には一番苦戦が予想されます。個人的にはイチオシなのですが…
この舞台はこの北京や上海でも滅多に見れないので、コアな京劇ファンや演劇ファンの方はぜひ見に行って下さい!

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