« 中国で映画『趙氏孤児』上映 | トップページ | 張建国さんの来年度の新作京劇の製作が決定 »

2010年12月 7日 (火)

市川海老蔵さん記者会見を見て

ご存じの方も多いと思いますが、今晩海老蔵さんが記者会見を開き、来年1月の公演をはじめ、今後の公演を無期限で見合わせることを発表しました。

NHKニュース

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20101207/t10015704011000.html

NHKの夜9時のニュースも(おそらく)トップで紹介し、TBSの9時の番組で速報で会見の模様をかなり長く流していました。

海老蔵さんは顔の手術後まもないことが影響しているのでしょう、かなり話づらそうな様子でした。現在の怪我の様子ではしばらく休養せざるを得ないでしょうから、心身共に休養が取れ、事件の真相が明らかになった段階で、海老蔵さんが舞台に帰ってくる日を待つとしましょう。

歌舞伎美人にも1月、ル・テアトル銀座の「初春花形歌舞伎」公演中止についての記事が出ています。

http://www.kabuki-bito.jp/news/2010/12/1_19.html

海老蔵さんの怪我の状況から、中止は予想されていたとはいえ、やはり悲しいです。

今月の南座顔見世のように代役が振られることは大変ですが、ある意味でおいしいこととも言えますが、公演そのものが無くなってしまうのは、市川右近さんをはじめ、共演するはずだった澤瀉屋一門の俳優さんにとっては、新春早々の公演がなくなってしまうわけですから、大変残念、と言う言葉では言い表しようのないことだと思います。

私は右近さんは今俳優として一番油がのっている年齢に達しているのではないかと思います。また大阪出身で、こってりした味もあり、上方歌舞伎が継承できる数少ない貴重な人材でもあります。私は右近さんにもっと義太夫狂言の舞台をやっていただきたいと思っています。なのに、封建的な歌舞伎界の中でなかなか歌舞伎公演の舞台に立たせてもらえないというのは大変残念ですし、歌舞伎界にとっても損失だと思います。

それはともかく、これは個人的な希望でしかありませんが、1ヶ月公演の予定が空いてしまったル・テアトル銀座で、出演予定だった澤瀉屋の一門で、少し期間は短くなってしまっても、何か歌舞伎公演や歌舞伎舞踊公演はできないものでしょうかねぇ。といっても1月の忙しい時期に私が東京までいけるわけではないので、大変心苦しいのですが…

海老蔵さんの無期限の公演自粛は、以前の中村七之助さんのタクシー運転手暴行事件に比べると、非常に思い気がしますが、七之助さんは自身に怪我はなかったわけで すから、一ヶ月休んでそれで謹慎は終わりということで済ませられたのでしょうが、海老蔵さんは自身の怪我の状態が、深刻なのでしょうね。もし松竹が「タク シー運転手は殴ってもいいが、一緒に飲んでいた人は殴ってはいけない」なんてことを頭の片隅にでも考えていたら、私は黙ってはいませんよ… だいたいマスコミの報道にしても、七之助さんの時は、けっこう七之助さんをかばっていた報道が多かったのに、今回は全然違いますよね。海老蔵さんと七之助さんの人気の違いということもあるでしょうが、事件性なら七之助さんの方が絶対に悪質だと思うのですが、これも父親の力(興行が打てる力)の違いなのでしょうか。

七之助さんは、私が事件前から非常に期待をしている俳優さんの一人です。だから当時の事件は非常に残念でした。お酒の力というのは本当におそろしいものですね。

 

|
|

« 中国で映画『趙氏孤児』上映 | トップページ | 張建国さんの来年度の新作京劇の製作が決定 »

演劇ニュース」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 中国で映画『趙氏孤児』上映 | トップページ | 張建国さんの来年度の新作京劇の製作が決定 »