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2011年9月19日 (月)

王芳「尋夢」動画

王芳さんの「尋夢」の動画をご紹介します。最近中国ではやりの若い女優さんがやるような派手さはありませんが、蘇州南京系の昆曲の正統派と言えるのではないかと思います。

王芳さんはあの張継青の弟子で、中国伝統劇界で大変権威のある賞「梅花賞」を二度受賞されている方です。梅花賞を二度受賞された方を「二度梅」というのですが、一度受賞した人はたくさんいるのですが、二度となると、なかなないないので、折り紙付きの実力者と言っても過言ではありません。

「尋夢」は杜麗娘が一人で裏庭に行き、柳夢梅との夢での出来事を思い起こしながら、裏庭を散策するという内容です。一人芝居で、歌も踊りもたくさんあります。日本舞踊にプラスして踊っている人が歌を唱っているような感じです。

私は昆曲はあまり見た経験はありませんが、大きく分けて北京の北昆の系統、上海の上海昆劇団の系統と、江蘇省蘇州南京系の3つに分かれると思います。上海は呉方言は少し入りますが、江蘇省系の劇団よりは弱く、エンターテイメントとしての完成度が高いイメージ、北京はより普通の中国語に近い発音で唱い、武戯(立ち回りが主の)の優秀な演目が残っているが、最近は派手な新作を毎年のように製作してます。日本では呉汝俊が「新京劇」として最初に作った阿倍仲麻呂の舞台は、実は北昆が製作した演目で、昆曲に京劇を混ぜた形で作られていたように思います(間違っていたらすみません)。

江蘇省の蘇州南京の劇団は最近でこそ、大がかりな舞台も手がけていますが、基本は地味なもともとの昆曲の雰囲気を残している芸風だと思います。歌舞伎でいえば、上方の色合いを最も強く残している演目というたとえをしてもいいと思います。

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