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2012年3月 9日 (金)

役者たるもの舞台上で死ねれば本望とは言いますが

役者たるもの舞台上で死ねれば本望というようなことを、たまに聞きますが、実際にそうした状態になる方は滅多におられません。

ところがつい先日、北京の京劇の舞台で、舞台が終わってから倒れられ、その後数日で息を引き取った方が出てしまいました。

その方は国家京劇院の老生の俳優、甄建華さんで、49歳になったばかりという若さでした。2009年の来日公演「水滸伝」にも出演されていました。

その日は、浙江省京劇団の若手の花旦の女優さんの北京公演が3月3日と4日に北京の長安大戯院で行われたその一日目で、国家京劇院が「班底」(主役以外の、脇役や楽団等を担当して公演を支える)を引き受けた形になっていて、3日は「春草闖堂」という喜劇が上演されていました。

舞台はとても良かったそうで、甄建華さんも熱演されていたそうです。しかしカーテンコールの後、突然心筋梗塞で倒れられて、救急車で病院に運ばれ、緊急手術を受けて、手術は成功したのですが、その後、3月5日に息を引き取られました。

国家京劇院のHPにも追悼記事が載っています。

「悼念甄建华同志」

http://www.cnpoc.cn/content.asp?NID=11607&CNAME=重要新闻

「二团深切追念甄建华同志」

http://www.cnpoc.cn/content.asp?NID=11684&CNAME=重要新闻

甄建華さんが倒れられたニュースはまず微博(中国版ツイッター)で流れ、京劇ファンは皆心配していたのですが、あっという間に帰らぬ人になってしまいました。この数日、ショックを引きずっていました。

不幸中の幸いで、この舞台はCCTVが録画していたそうです。3月14日の「空中劇院」で放送されるようです。

私は2009年に、滅多に主演をはらない甄建華さんが主演された『清風亭』に号泣したことがあり、またいつか甄建華さん主演の舞台が見れたらと思っていました。あれほど号泣したことは、これまでありません。

Img_3188s_2


【2009年3月に撮影した甄建華さん】

その時の記事(甄建華さんの漢字が出にくいので、名前は書いていませんが)

http://hongniang.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/2009-b322.html

ご冥福をお祈り申し上げます。

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