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2012年12月 6日 (木)

本当に残念です

勘三郎さんが逝ってしまいました。早すぎる別れ、今でも信じられません。

歌舞伎座のさよなら公演の頃から、平成中村座、勘九郎襲名公演と、いくらなんでもハードスケジュールすぎるのではないかと心配していました。その心配が一番あってはならない形で、降りかかってきてしまった気がします。

最近、歌舞伎公演が多くなっています。それに対して、主役をはれる家柄の幹部俳優が少なすぎるのではないかと、個人的には思います。

約3週間の本興業で、昼夜と違う演目を6~7個やっても、主役やメインの脇役は、ほんの数人で回していて、一人が昼と夜合わせて3つぐらいの役をやるということが常態化しています。公演が少なかった時代はそれでも良かったかもしれませんが、今の、ある意味でブーム的な雰囲気の流れの中での公演では、従来の幹部俳優とその子弟だけに主役と主な脇役をやらせる形態では無理があります。最近病気で休演される方が目立つようになった気がしませんか?

幹部俳優でもメインの役を昼か夜に一つ、脇役を一つぐらいにして、後はお弟子さん達にも任せるという形にしないと、短期的には、幹部俳優の体力が持たず、長期的には歌舞伎の演目を支える幅広い人材が育たないということが指摘できると思います。現在も特に敵役の人材不足は顕著で、歌舞伎の演目の幅を狭くしています。また近い将来、女形も不足するでしょう。

こんなことは、一ファンである私がどうこういえることではないということは百も承知ですが、今回の勘三郎さんの訃報は、本当に残念で悔しくてたまらないのです。もっと松竹が幹部俳優さんをいたわり、本興業でこき使わないようにしてもらえないかと、切に願う気持ちが、どうしても抑えきれません。

最近どうにも忙しくて、いろいろ書きたいこともあるのですが、書く時間がとれずにいましたが、このことはどうしても書かずにはおられません。

最後になりましたが、ご冥福をお祈り申し上げます。

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