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2013年8月10日 (土)

『新・水滸伝』はあっさりしているようで、実は深い物語か?

昨晩から、『新・水滸伝』の【気合いの入った感想】を書こうとしているのですが、あれこれ考えがまとまらず、少し時間をおくことにしました。

もう一度見てから、書いてもいいかなと考えたり。というのも、『新・水滸伝』には、私がまだ見逃しているところ、気づいていないところがあるような気がするのです。

『新・水滸伝』は三代猿之助作品としては、とてもあっさりと見られる部類に入ると思います。しかしそれだけではない、何かを感じてしまいます。ただその何かがよくわからないです。

先日、私が見たのは三階B席という一番安い席でした。三階の斜めから見たかったので、必然的にその位置になったのですが、やはり一番安いだけあって、見づらい部分も多く、鏡の効果で立ち回りなどはかなり助かりましたが、それでも見えなかったところもあったと思います。もちろん、三階からは宙乗りの他に、凛々しい花栄の勇姿を間近で見られる等、利点も多く、三階からの観劇も捨てがたいところです。

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私の座席から見た舞台(開演前)。舞台右側はさすがに見づらかったです。

内容について一点だけ。主役の林冲の物語はもう少し掘り下げてもいいのではと思いました。特に、中国の小説の『水滸伝』では、林冲の奥さんが高俅の養子(実のいとこ)に目を付けられてから、林冲が反逆罪を着せられることになります。この話は京劇でも『野褚林』という、大変有名な作品がありますが、この話は、『忠臣蔵』の顔世御前のくだりを想起させ(『忠臣蔵』が『水滸伝』から題材を得ているのかまでは私にはわかりません)、『新・水滸伝』では採用されていませんが、この話は採用した方が、わかりやすくなり、話も深まると思いました。

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