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2015年11月14日 (土)

月之助さん、とうとう新派へ。しかも喜多村緑郎襲名!

朝、ネットを見ていたら、中国の微博で情報を知りました(最近中国の歌舞伎ファンからの情報で歌舞伎の情報をいち早く知ることが多いのですが…)

市川月乃助さん、新派入団で喜多村緑郎襲名へ

http://www.yomiuri.co.jp/culture/20151113-OYT1T50176.html?from=ycont_top_txt

水谷八重子さんが月之助さんに新派に来て欲しいとラブコールを送っていたようですし、遅かれ早かれとは思っていましたが、私のようなものでも名前だけは聞いたことのある往年の名優喜多村緑郎を襲名とは、新派側の力の入れよう、期待の大きさがうかがえます。

澤瀉屋も三代目の部屋子が大抜擢されるような、歌舞伎界の常識を破っていた時代から、四代目に代替わりして、御曹司を立てる、歌舞伎界の常識通りに配役がされるように戻りました。今、油ののりきった年齢である市川右近さんですら、主役を張れることが難しいのです。月之助さんが実力を発揮できる場所は、今の澤瀉屋にすらないというのが、悲しい現状です。

月之助さんがご自身の活躍の場に新派を選ばれたことは、歌舞伎界にとっては、損害であります。月之助さんのような長身で、古風で華のある美男子はなかなか見つからない逸材です。しかし歌舞伎界はそれを「損害」だとは思わないでしょう。自分達の血筋を重視しすぎる保守的な世界を守ろうとするかぎり、良い俳優はその血筋に生まれたエリートにしか生まれないでしょう。それ以外に俳優を育てても、外に出て行くか、女優と恋仲になって話題になるしか、主役をはれる道はありません。

新派は、喜多村緑郎襲名という、これ以上は望めない好条件で迎えてくださいます。そんな月之助さんは幸せだと思います。おめでとうございます。今後は新派を盛り上げるべく、新派以外でも活躍の場を広げて、新派の観客増に貢献していただきたいと思います。

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