日記・コラム・つぶやき

2018年11月 3日 (土)

今年の観劇記録(簡略版)

2018年これまでの観劇記録。

一月松竹座玉三郎さんの舞踊公演(壱太郎くんががんばっていました)

四月松竹座ワンピース再演(尾上右近ルフィバージョン。すでに安定のワンピース歌舞伎)

七月大歌舞伎(高麗屋襲名公演、夜の部。女殺油地獄の、幸四郎猿之助の演じ方がおもしろかった)

十月大歌舞伎(齋入・右團次襲名披露公演。百三年ぶりに道頓堀に戻ってきた上方歌舞伎の大名跡。実力のある人が名跡を継ぐ、今後も続いていってほしい上方歌舞伎の伝統。右團次の、良い意味で肩の力が抜けた演技。新・市川右近が八歳ながら、しっかりと演じきる達者ぶりを見せる。私は猿之助はやはり女形が好き)

二月には上海に越劇と崑曲をたっぷり見に行きました。春節の記念公演で大御所が勢揃いで、どれも非常に見応えのある公演でした。

文楽は夏に行きました。千歳太夫さん絶不調の日でがっかり。

今年も後二ヶ月。できればお能も見に行きたいなぁ。

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2018年11月 1日 (木)

更新を怠っております。申し訳ありません

Twitterを始めてから、観劇の感想等は帰りの電車の中でツイートして終わることが多くなり、こちらのブログは荒れ放題となっております。閲覧記録を見ると、特に大学関係やマスコミ関係から閲覧されていることが多いようで、需要のあることが伺えますが、荒れ放題にしているので、大変申し訳なく思っております。

ただ仕事など多忙なこともあって、なかなかまとまった時間を割いて観劇記録を書く時間が取れません。Twitterは数日前のことを検索するのは便利なのですが、一ヶ月以上経ってしまうと、もうその記録をたどることは困難になります。ですのでブログの形で記事にしておくことも、必要なのです。それがわかっていながら、なかなかできないのがつらいところです。

歌舞伎は関西を中心に見に行っております。齋入・右團次襲名披露公演、本当に良かったです。南座も改修を終えて顔見世が帰って来ます。楽しみです。

中国の演劇は昨年と今年は崑曲を見る機会が多かったです。京劇はやはり世代交代に伴う俳優の実力不足が顕著で、衰退傾向に歯止めがかからないように思えます。若手を育てる上で大切だった、コンテストをCCTVがやらなくなった弊害が出て来ているように思われます。崑曲も世代交代が来ていますが、七十代の名優達が現役で活躍されている今のうちに、生の舞台は見ておくべきだと思います。

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2017年9月20日 (水)

なかなか更新できず、すみません

最近、仕事やあれこれ忙しくて、お芝居を見に行く時間も取れたり取れなかったりです。見に行けたとしても、こちらに観劇記を書く時間がなかなか取れずにいます。

春にはいくつか舞台を見ましたが、夏は関西でもいろんな勉強会はありましたが、結局全然見に行けませんでした。残念です。

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2017年2月23日 (木)

観劇記が書けていません

1月に松竹座に行った後にも、新橋演舞場の右團次襲名披露公演と国立劇場のしらぬい譚を見に行きました。文楽の千穐楽にも行きました。

2月に入ってからは松竹座の花形歌舞伎と、先週のお能と崑曲のシンポジウムにも行って、久しぶりに崑曲を見ました。でも何かと忙しくて、観劇記が書けていません。

Twitterでは少しつぶやいているのですが、きちんとした文章を書く時間がなかなか取れません。すみません。

少し時間が取れるようになったので、これから少しずつ書いていきます。

今年の来日公演は国家京劇院も天津京劇院も毛色の違う演目で、なかなか良いと思います。

天津京劇院の主演である王艶は、華やかな女優さんです。お金に余裕のある人は両方買っておいて損はないと思います。

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2017年1月20日 (金)

数ヶ月前にTwitterを始めています

約半年前にとうとうスマホを購入し、それからどれぐらいしてからか忘れましたが、Twitterを始めました。最初は、出版社や美術館、若手の歌舞伎俳優さんのツイートをチェックするぐらいでしたが、そのうちに自分でもちょこちょこと書くようになりました。

短い情報は携帯からツイートした方が早いので、最近は気がついた時には記録も兼ねてツイートするようにしています。こちらの更新が遅れることが多いのですが、新しい情報はTwitterであげることが多くなっていますので、遅ればせながらご報告します。

紅娘 @hongniang60

です。

演劇関係だけではなく、仕事がしんどかったりすると、軽く毒を吐くこともたまにあります。御寛容の程を。

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2017年1月 4日 (水)

2017年 謹賀新年

あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願い申し上げます。

例年1月は伝統芸能の公演が多いので、どれを見に行くか迷うところですが、私は仕事の合間に、歌舞伎と文楽を観劇予定です。

三月には国家京劇院の来日公演もありますし、楽しみです。

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2016年6月11日 (土)

どうして日本の劇評家は京劇の劇評を書かないのだろうか

随分以前から気になっていたことである。

どうして日本の劇評家は、京劇の劇評を書かないのだろうか。私が見つけられないだけなのだろうか。梅蘭芳の頃には日本人の劇評が残っている。なのに現在はなぜ京劇の劇評を見かけないのだろうか。主催者側が招待券を配らなければ劇評を書かないということなのだろうか。特に日本の演劇(伝統劇、現代劇に限らず)に親しんでいる劇評家の劇評を読んでみたいものである。

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2015年8月 4日 (火)

追悼

私の歌舞伎ファンの先輩が、先日亡くなられたそうです。もう二十年来のお付き合いになるかも知れません。歌舞伎に興味を持ち始めた頃から本当にいろいろ教えていただきました。

この数年は闘病されていたとうかがっていました。闘病の苦しみから解放されたのかもしれません。

少し休んだら、生まれ変わって、また歌舞伎やその他のエンタメを見に、この世にやって来て下さい。いや、ひょっとして今度は演じる方かも…

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2015年2月21日 (土)

2月の松竹座の舞台はどれも突き抜けています

鴈治郎襲名披露公演の感想を書きたいのですが、なかなか時間が取れずに先に係員の文句を書いてしまいました。

昼と夜の部をすべて見ましたが、1月に感じた、優だけれども、突き抜けたものを感じないという不満は今回は全く感じませんでした。最初の「嫗山姥」から最後の四の切まで、すべて、とても良かったです。俳優陣が1月に比べると若くて初役も多いので、そういう意味での足りなさは随所に感じますが、それ以上に技巧ではカバーできない、充実した舞台だと感じました。

これは見ないと損だと思います。3階席だと、平日なら後ろや端の方の席ならまだ空いているようです。まだ御覧になってない方は是非。

西の成駒屋の一家や、猿之助さんや松緑さん等定評のある役者が本領を発揮して襲名を盛り上げているのはいうまでもありませんが、意外なところでは、門之助さんの三役がどれも良いです。久しぶりの四の切の義経ですら、これまでとは二回りぐらい大きくなったように見えました。「嫗山姥」は今後持ち役にしてほしいベストな配役。これは同世代の俳優さんでこれまであまり配役に恵まれてこなかった門之助さんに対する鴈治郎さんの配慮だと思います。

以前から思っていましたが鴈治郎さんは、今後演出の方面でも才能を発揮してほしいです。

個々の演目の感想はまた次に。とにかく、見ないと損です。

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2015年2月20日 (金)

大阪松竹座の二月大歌舞伎に行ってきました

2月19日は旧暦の正月元日で、私は北京に行って京劇を見たいところですが、多忙につき、大阪で歌舞伎を見ました。道頓堀は北京の王府井かと思うほど中国からの観光客であふれかえっていました。

舞台の感想はまた書きます。とても良かったです。

昼の部は3階の通路のある階段の横の席で見ていました。夜の部は奮発して1階で見ました。

ここではクレームを書きます。昼の部の口上で、壱太郎さんが終わって扇雀さんが話し始めた時に、なんと!劇場の案内をする係の人が、身を乗り出して私の視界をさえぎり、私の隣の人に「身を乗り出さないように」と注意したのです! ちなみに隣の人達は、そんな大して身を乗り出してはいませんでした。なのに! その劇場案内員は口上の最中にもかかわらず!私の視界と耳をさえぎって!扇雀さんの声と舞台を見えなくさせたのです! 3階から一生懸命舞台を見下ろしていて、いきなり人が横から身を乗り出して来たらどうすればいいのでしょうか?

私は良識ある一観客として、その場で案内員に抗議することはせず、口上が終わってから、松竹座の「ご意見番」があるところにいた係の人をつかまえてクレームをつけました。支配人の人がいればその人に言いたかったけどいなかったから、たぶん幕見席の案内をするために立っていた人だったと思うのだけど、その人に言ったら、適当に聞いていたような雰囲気だったので、ここにも書きます。こんなことは日本の劇場では初めてです。

係の人もがんばってやらないと、と思ったのだと思うから、あまり取り立てていうのもどうかと思ったのですが、劇場の案内の人は場離れしていない人が多いんです。以前から思っていたけど、松竹は観客に観劇マナーとか要求するのであれば、劇場の案内の人をちゃんと全員正社員にして、しっかりと社員教育をして欲しい。もちろん英語中国語フランス語など語学に堪能な人も揃えないとダメです。安い時給で雇ってるから、ころころ人が変わるし、レベルも上がらない。

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